思春期早発症が判明しました

思春期早発症ってご存知ですか？
詳しくは日本小児内分泌学会のこちらに載っていますが、簡単に言うと

女の子は10歳、男の子は12歳くらいでくる思春期が数年早くくること

だそうです。

気になったきっかけ

息子はクラスで1，2番くらいに身長が高いほうなのですが、小5の夏に声変わりがきました。
そして、ふと気が付くと陰毛が生えていたんですね。本人が言うには小5になるかならないかくらいに生え始めたようです。

でもこの時は

身長が大きいから色々なことも早くくるんだなぁ

くらいにしか考えていませんでした。

ところが、ある日Twitterで冒頭の「思春期早発症」というものがあることを知り、あれ？と心配になったのです。そして上記のページにこんな図があり、

(日本小児内分泌学会のHPからお借りしました)

息子の様子と比較すると、1つ目は不明2つ目3つ目はあてはまるような、あてはまらないような、な微妙な年齢でした。

でもとりあえず、受診してみよう、と大きな病院に行ってきました。

母子手帳、小学校の身体測定の結果(1-5年生まで)をもって受診。こちらはお持ちでしたら必ず持って行ったほうがいいです。

身長の推移
手の骨のレントゲン
血液検査
睾丸の大きさ
脳のMRI

の検査をし、結果はやはり思春期早発症とのことでした。おそらく小4から始まっていたのではないかな、との推測でした。

両親の遺伝上だとこのくらいは、と思っている身長ほど伸びずに

失速してこの辺の身長で終わる可能性があります。

最近の男性の身長としては低めになってしまうけど、小さすぎて違和感、いじめられるほどではない、という身長でした。

また、この思春期早発症は極端に言えば、みんながいずれくるものが早くきてしまっただけ。
ただ、この「みんなと違う」というのがいじめや本人のコンプレックスにつながる可能性があるので、できることなら治療を、というお話でした。

よくあるのが、学校の宿泊行事やプールでの着替えですね。

一人だけ毛が生えているっていうのを気にしたり、

からかわれちゃったり。そういう子は積極的に治療したほうがいいですね。

息子の場合、

骨の成長が進んでいること
(男性ホルモンを抑制したとしても骨の成長を止められない可能性が高い。
そうなると今伸びている身長を抑制して却って低身長につながる可能性もある)
もともと体が大きいので、そういういじめにつながる対象にならなかったこと
本人もあまり気にしていないこと

から保険での治療は難しい、とのことでした。

ちなみに脳のMRIを撮ったのは、脳に腫瘍があってそれが原因、という可能性が男性には多いのだそうです。これは命に関わってくるので受けましょう、とのことでした。

今思えば、ということがいくつかあるので書いておきますね。(男の子です)身長が大きいから、で色々なことをスルーしてしまったのですが、気になることがあったら病院に相談してみてくださいね。(それで大丈夫なら安心安心)

小4くらいで食欲が増した
(毎日スポーツしていたし、男の子の食欲ってすごいなぁでスルーしてしまった）
男性器が子のものから変化していた気がする
(これもきっかけで一緒のお風呂をやめたのですが、まさに今思えばです)
身長の推移をきちんと見ればよかった
ぜひこちらの表にプロットしてみてください。男の子の場合11-12歳で傾きが急になるのですが、この傾きがそれより前にきていたら可能性があるかもしれません。
陰毛が生えた時点で気にすればよかった
(主人はまだお風呂に一緒に入っていたので気が付いていたようです)

今は色々なことが早期発見できるようになったとは言え、そのアンテナをたてていないと、知らないと、ってなかなか辛いものがありますね。(発達界隈でも似たようなことを思いますね)